コトバの不思議

やらなくちゃいけないことがなんだかいっぱいあるー。
昨日も「もうちょっとがんばろう」って思ってたのに
テーブルに突っ伏して寝てしまいました。。。
夜中というか明け方にベッドへ移動。
いかん、こんなことやったら風邪引いてしまう。注意注意!


最近いろいろ面白い話を聞きました。


・中国には所得税にあたる「個人調節税」という税があり、収入が月2,000元以上あると
 納税義務が発生するが、なんと公務員は免税。
 意味が分からない。公務員から率先して納めんかい。


・農家も免税。以前は納税義務があったが、農家の収入が低いため、
 貧富の差を縮める政策として免税になった。


・今は領収書が印字のものになってしまったので、脱税(中国語では逃税)が難しくなった。
 しかも大きな商店やレストランでは、領収書を発行する機器が税務署につながっている!


・「王老吉」という香港のメーカーの飲み物。今はとてもメジャーだが、四川大地震前は
 マイナーだった。地震発生後直ちに1億元寄付をしたことで話題になり、その時は上海の
 全ての商店の王老吉が売り切れた。その後、どんな店にも王老吉が置いてあるように。


王老吉の話を聞いた後で、ちょっと似てるなあと思ったのが、あさま山荘事件で機動隊が
食べるところが中継されたのをきっかけに有名になった日清のカップヌードル
日清のカップヌードルは中国のコンビニやスーパーにも置いてあっておなじみの商品なんです。
それで、前出のエピソードを話したところ、
「企業にとって大事なきっかけってあるよねー。どんな国にも同じような話があるんだねー」と。


しかし今書いてて思ったんだけど、だいぶ複雑な話もできるようになってきたかな??


話は変わりますが、先日友人家族が上海に遊びに来てくれまして。
その時に布市場(布が売ってあって、洋服も仕立てられる)へ行きました。
で、友人(大きめ男子)がコートを作るので値段交渉をしていたところ、店の人から
「お前はでかいから布がいっぱいいるからそんなにまけらんない」と言われました。
ちょっと面白くて笑ってしまった。。。


友人に伝えると「なんだとー!」と店の人に向かって言いました。
すると、店の人が頷きながら「男的多,需要的布多(男物が必要とする布は多い)」と。
「なんだとー」と「男的多(nan de duo)」の発音が非常に似ているのです!


会話が成立していることに半分感心しつつ、また友人に解説していると、
今度は彼が「がおー!」と言いました(吠えて威嚇しているつもり?)。
すると、また店の人が頷きながら「对,高。个子高。(うん、背が高いもんね)」とな!!
高(gao)がまさしくがおー、なんですね。


というわけで、偶然成立した2人の会話に感心!
コトバって本当に面白いなあと思いました。