ルームメイトと外国語


ローちゃんの日本語が面白い。


「今日から私のことはロー様とお呼び」(意訳)
的なことを言った時には、本当に驚きました。
日本語は「ロー様」の部分だけだったけど。
例の本で勝手に敬称の勉強をしていたんですね。ははーっ。


で、ロー様は私のこともたまに「様」付きで呼んでくれるのですが、
なぜかそれが「かお様」ではなく「おかあ様」になってしまう。
私はあなたのママじゃない!


それから、こないだ日本のお友達が海老せんべいをくれた時に、
「あーローちゃんは海老が嫌いだから食べられないやー」
と私が日本語で言っていると、にやーっと笑ってこう言いました。
「今のわかった(中国語)。ローちゃん、えび、きらい(日本語)」


好きなもの(いちごなど)と嫌いなもの(海老など)の単語を教えては
いたのですが、多文節しかもナチュラルスピードの会話中でもちゃんと
キャッチしている。ローちゃん恐るべし。。。
五十音表を渡した時もすぐに「いちごの『ご』がない」って言ったし…。
若いってのももちろんあるけれど、語学のセンスがあるんだろうなー。
英語もフランス語も上手だしなー。ウラヤマシス。


あと、最近私たちはほぼ意思疎通ができるようになってきているのですが、
それは中国語が飛躍的に上達したから、というわけではない。そう思います。
我々に限らず外国人(仲の良い)ルームメイト同士はほぼ完璧に意思疎通が
できていることが多いのですが、これは一緒に生活している内に、お互いに
関する情報がどんどん蓄積されているからではないかと。


もちろん言葉もストックされてきているのでしょうが、趣味とか好みといった
最近の状況から、生い立ちや家族の状況といった歴史的な情報、などなどを知ると、
相手が何を言いたいのか、何を言おうとしているのかが、たどたどしい言葉しか
使えなくても分かるようになるのではないかと。
さらには、我々で言うところの「ロッピー」のような「2人にしか分からない言葉」
の創出も始まる。
これは度が過ぎるとガラパゴス的で良くないのかもしれませんが。
そういえば、聴覚に障害がある子どもたちが「自分たちにだけ通じる手話」という
ものを作ったりする、という話を聞いたことがありますが、少しこれに似てるかな。


なんだかだらだらと書いてしまいましたが。
外国人とというか家族以外の人とルームシェアをすることは、もう先にはなさそうだし、
大変貴重な経験をしているなあと思います。
あと半年間よろしくね、ローちゃん。


※今日の気になる中国語
例文:人们扔下麻将牌,聚精会神地练起了气功。
訳 :皆マージャン牌をほったらかしにして、一心不乱に気功をやり出した。
感想:いやそれはちょとないんじゃ…。