超能力

小学生の頃。
「私は超能力者なんじゃないか?」
何度もそう思った。


念力とか透視とかそういう分かりやすいことではなかったので、
人に言ったことはなかった。


大人になってからもたまに遭遇することはあるけれども、
「まあ偶然かな、でもすごいな」って思うだけだった。
でも、少し前にだんなっちも同じことを思っていることが分かって驚いた。


「学んだばかりの新しい言葉に、その日の内に遭遇する」現象のことである。


大人になると新しい言葉に毎日出会うわけではないので、頻度が低くなっていたが、
中国語を勉強するようになってから、ほぼ毎日新しい言葉に出合う。
そこで小学生の時のあの経験を思い出したというわけ。
最近まで「やっぱり超能力かなあ」って思ってた。。。


でも本当に「飛び込んでくる」という感じで言葉が私へ向かってくる。
文字だとそこだけゴシック体になったみたいに。
声だとそこだけ大音量になったみたいに。


ちなみにだんなっちは、せっかく上海に来ているのに私の勉強につき合わされ、
カフェで雑誌を読んでいた際、知らない言葉に遭遇していた。いつもごめん。