模擬裁判

こないだ会話のクラスで「模擬裁判もどき」をやりました。
テーマはセクハラ。


裁判官:イタリア人、副裁判官:タイ人と日本人
原告:セクハラされたOL(韓国人)、その弁護士:私
原告側証人:ロシア人
被告:OLが働く会社の経営者(ドイツ人)、その弁護士:日本育ちの中国人


なんかこれだけで十分面白い。。。


私が今いるクラスは、いわゆる「漢語研修生」のカリキュラムでは一番上。
なので「日本人と韓国人ばかりじゃないですか?」とたまに聞かれるけれど、
そんなこと全然なくて、かなり多国籍。
裁判官以外にももう1人イタリア人がいて、しかも彼の専攻は日本語だったり!


セクハラ裁判の行方ですが、証人も私もいろいろがんばったのですが、
裁判官が下した判決は「原告は会社にいろいろ迷惑かけたし禁固3年!」。
先生も傍聴者も「天哪(OMG)!」と叫びました。


裁判官曰く
「書類もらった時、ありがと〜って言いながらお尻触るとかイタリアでは普通」
あと、被告ドイツから賄賂をもらっていたというオチ付き。
いやあ学芸会的だけど、なかなか面白かったです。


あとちなみに中国ではセクハラを想定した法律がまだ整備されていなくて、
憲法を引用しないといけなかったりするようです。
裁判もあることはあるけれど、勝つのも難しいし、勝ったとしても賠償金は雀の涙。
これからの課題の一つなのでしょうね。