目に見えないもの

先日、日本人の先生からアシュタンガを習う機会がありました。
何が嬉しいって、日本語でヨガができるのが嬉しかったです!


先生のお話で面白かったのが、
「『気』とか『プラナ』とか目に見えないもののことは、すぐに『スピリチュアル』の
一言でくくられがちなのだけれど、『電気』も同じように目に見えないものなのにね」
というくだり。
確かにそうかもしれない!


先生、なんでも昔は電気関係のお仕事をされていたそう。
「電気」の教科書を片手にしばらく解説をしていただきました(笑)
気やプラナは一言で言うと振動、電流は振動がうまいことエネルギー化した結果。
ふむふむ。久しぶりに「原子核」とか「電子を帯びた状態」とかいう言葉聞いたYO!


私の呼吸は、「吸う」が「吐く」に比べて問題ありのようです。
16カウントくらいで長く細く呼吸していると、吐くのは問題ないのですが、
吸う時は最後の方がちと苦しくなってしまう。
吸うのに比べて吐くのが苦しいと、肺や横隔膜のキャパが足りてないそうなのですが、
私の場合はキャパはあるのだけれど、長く細くの呼吸法の練習が足りていない。


思い当たる節はあります。
私の師匠は「同カウントで吸ったり吐いたりしながら動きをつなげる」ことを重視します。
吸ったり吐いたりはジャンプバック&フォワードの時ももちろん止めることはないので、
あまり呼吸が長過ぎるとテンポが悪くなってしまう。そこまで滞空時間は伸ばせない。
全体のテンポは自ずと速めになってしまいます。
師匠は、アサナとアサナをつなぐトランジションの練習だけをやらせるような人だし。
また、師匠は良く「strong breath!」と要求するので、呼吸が強く太くなりがち。
結果、これは普通の人にとっては呼吸が短くなりやすいですよね。


今回習った先生からは、「都会のアシュタンガっぽくなってますね」と言われました。
都会ではテンポがどんどん早くなっていきがち。たまに田舎でやった方がいい。
でも田舎で緩すぎるのをずっとやるのも良くないから、要はバランス。なのだそうです。
こういうことを考えたことがあまりなかったので、へえーと思いました。


でも、一番良かったのは
「先生の言うことを全て鵜呑みにするのではなく、とにかく自分で練り上げてください。
それが本当のヨガです。依存しない。それが本当の宗教です」
という言葉だったかもしれません。
過去に「いろいろハマっちゃった」時期があった先生の言葉は説得力がありました。
「宗教」という言葉にアレルギーがある日本人多いけれど、ま、ヨガは宗教ですもの。


とても良い時間を過ごさせていただきました!感謝です!
またいつか先生のところに遊びに行きたいです。