アシュタンガ・ヨーガ実践と探究

冬キタ。。。

やっぱりいきなり冬になった。。。
今日の最低気温は5℃とか2℃とかいろいろ言ってる。。。
ていうかもんのすごく寒かったのは本当。。。
しつこいようだけど、こないだまで28℃…(以下省略)


先週末から、背中、肩、首に違和感があって(ひどく寝違えたような感じ)、
私には珍しくマッサージにも行ったのですが、若干緩和されたものの
あまり調子が良くなく。
なので週末はヨガを休み、今日もかなり迷ったのですが、思い切って
行ったところ、だいぶ調子が良くなりました(笑)


どうでもいいですが、中国語で寝違えのことは「落枕」といいます。
言いたいことがすごく良く伝わる言葉ですね。


昨日ご紹介した本の補足を少し。

アシュタンガ・ヨーガ実践と探究 (GAIA BOOKS)

アシュタンガ・ヨーガ実践と探究 (GAIA BOOKS)


私は本当に数年前から記憶力の衰えを切実に感じています。
あまりにもひどいので、数年前に階段から落ちて頭をケガした時の後遺症かと思うくらいで。
中国語の勉強をしていても泣きそうになります。


なんでこんなことを書くかというと、ヨガのこともいろいろ忘れちゃうからです。
練習のペースにもよるのだろうけれど、ハーフ・プライマリーの流れや
アサナの詳細がなかなか覚えられない。
レッドクラスでならOKだけど、マイソールクラスだと。。。って感じで。
それでこの本を買いました(Amazonで買って旦那っちが上海に運んできてくれる…)。


レッスンが始まる前に良くこの本をパラパラ見ているのですが、ある日先生が気づいて…


「この本何?あら、グレゴール・メーレの本じゃないの。あ、この女性は奥さんよ。
私たちとちょっとメソッドは違うけれど(先生はジョン・スコットに近い)良い本よ。
ほら見て(ページを開いて)、アナトミー(解剖)の解説もあるでしょ。
あれ?でもこれアサナの説明ばっかじゃない?ヨーガ・スートラは?」


「えっと、前の方にエッセンスが」
「少ないね」
「そうですね」
「なんで私が少ないって言ったか分かる?原書はこーんなに厚いからよ」


こーんなに、って手で示す先生がかわいかったです。
後で前書きに気づきましたが、やはり原書を2分冊したようです。
「ヨーガ・スートラ」の概説で300ページ超えなんだそうです。

現代人のためのヨーガ・スートラ (GAIA BOOKS)

現代人のためのヨーガ・スートラ (GAIA BOOKS)


「この本は完璧じゃないかもしれないけど、でも私やっぱり日本語で勉強したいんですよ」
ちょっと抗議っぽく私が言うと、先生は
「それはもちろんそうよ!」と強く答えてくれました。


この本の「はじめに」という部分はとてもすばらしい。
これだけでも買って良かったと思います。


アシュタンガって、この本の「はじめに」の前に書いてある「注記」にもあるように、
伝統的な手法で学ぶのですが、普段上手くいってる分にはいいけれど、こういうのって
迷うことって絶対にあると思うんですよ。


そしたら、説得が始まった。
「はじめに」ですごく良いことが書いてある。
「現代におけるアシュタンガ・ヨーガの妥当性」
まんまです(笑)


その後に「伝統的な実践がなぜ現代に通用するのか」という項もあったけれども、
そこに書いてある内容は問いに答えていないように思うので、やはりこっちがいい。


要約すると。。。

ヴィンヤーサ・ヨガ・システム(ここでは説明を省略します)は、
特に「家長(妻帯者、在家など)」のために考えられたもの。
「家長」と相対するのは、僧、隠匿者、苦行者、つまり社会的責任を持たず、
一日中瞑想技法に従事することができる人たち。
しかし、ヨガをするのに隠匿者や苦行者である必要はない。


「外見上は社会的義務を果たしているが内面的には自由なのが、ヨーギである」


全ての人間が社会的責任を果たすことをやめれば、この世界は明らかに崩壊してしまう。
自分の義務を果たすことが実践なのである。
重要なのは、いかに実践をするかである。
実践に当てることのできる貴重な時間を、いかに過ごすかなのである。


ああもうなんていうか、全てですわ。


私は今「勉強だけしっかりやれ!!」という素晴らしい環境にいるため、
なかなかアレですが、仕事時期に読んでたら泣いてたかもしれないですね。


この本、他にも良いところがたくさんあるので、気になったら買って読んでみてください!
アサナの解説写真も本当にためになります!