求む翻訳蒟蒻

高級クラスには「翻訳」の授業があります。
日中翻訳の他に、英中と韓中があって、どれかを選択する感じ。
私のクラスで一番多いのは韓国人だけれど、日本人はそんなに多くなくて、
他は、ロシア、イタリア、ポーランド、トルコ、タイ、フランス。
みんなは英中を選択していると思われ。
しかし今までで一番バラエティに富んでるクラスのような気がします。
母国語で漢字使わない子達がここまで来るのは大変だっただろうな。。。
本当に尊敬します。


この「翻訳」という作業、実は曲者です。
日本で中国語を勉強していれば普通にあるのかもしれないのですが、
中国で中国語を勉強していると高級になるまでやる機会がないのです。


良く「中国語で授業受けるのって大変じゃない?」って聞かれるけれど、
中国語の説明は中国語でやってもらうのが一番分かりやすい。
そして我々は中国語のままで理解すれば良いだけ。


その全て中国語で完結していた世界を崩すのが翻訳や通訳の授業。
というか、中国という国のみで人生を完結するつもりでない限り、他の国や言語と
つながる術を学ばなくてはならないのは当然なのですが。
これが難しいんだな。。。


でも、この翻訳のテキストの内容が突っ込みどころ満載で楽しすぎます。
一例をば。。。

私には何も申し上げることはございません。何一つ私は知りません。知らなかったと言っては妻としては無責任のようにお考えかもわかりませんが、事実私は何も知りませんでした。信じられません。神坂はそういう人ではないということだけは信じております。六年間一緒に暮らしてきましたが、そういう人格的なことについては一度も疑いをもったことはございません。


何の証言なのさ!!!
神坂って誰さ!!!


いやもう読みながら笑いっぱなし。
授業中に先生が「のりぴーも最初はこんな感じだったのにねえ」とぼそっとつぶやくもんだから
また笑ってしまいました。


最近勉強してて辛いことも結構あるものだから、こういう和みポイントがあると嬉しいです。