外からの目
先日東京からのお客人がありまして。
お客人の好みに合わせ寺など回っていましたところ(私も結構好きなんですが)、
「うわー、派手ー!寺なのに心落ち着かねー!」との声が。
長崎特有の唐寺のことであります。
私はこのようなお寺にもはや違和感がありません。
長崎に散在する唐寺に元々慣れ親しんでいたことに加え、
中国各地で更に派手なお寺をいっぱい見たからでしょう。
でも、東京在住のお客様はこのように興奮していらっしゃる。
ずっと中にいると、外のお客様の萌えポイントに気づきにくくなる。
慣れというのは、本当に恐ろしいものであります。
だからこうして外の方に会ったり、自分が外に出なくてはならない。
まちづくりの分野で昔から言われているこんな言葉があります。
まちを活性化するには3つのモノの存在がキーになる。
それは、ヨソモノ・ワカモノ・バカモノ。
若干言い古された感のあるフレーズなのですが、今回改めて認識。
この人たちがいないと、まちがつまんない。
つまり、
人の流動があるまちしか、輝きを保てない。
ヨソモノもその土地に居着けばヨソモノでなくなるし、
ワカモノも年を減れば確実にワカモノでなくなるし、
バカモノも経験を経ればバカモノになるかもしれない。
この中で変わらない要素が一番大きいのはバカモノかな。
私はしばらくこのまちに住む予定があります。
このまちに貢献したいのであれば、意識的にバカモノであり続ける
覚悟をした方がよさそうです。
そして、ヨソモノとワカモノの気持ちにもすり寄っていこう。すりすり。
おまけ。街で発見したお店の看板。
これくらいインパクト強ければ、普通の意識でも気づくんだけどなあ〜。