重慶ブルース?

思えば、帰国後良く体に故障が発生。
内科的なものではなく、外科的なもの。
一番血が出たものでは、玄関ドアに足親指を挟み、
爪が半分取れて、肉も削げてギャー!っていうの。
今は爪も9割方復活。人間の再生能力ってすごいです。


あとは、背中がいきなりつって息をするのも辛くなったり、
腰が痛くて座ってられなくなってしまったり。
最近は顎関節症が復活し(10年ちょい前は注射一発で治ったけど)、
ご飯を食べる時も、電話口の応答の際も苦痛を伴います。
朝が特に痛い!口が開かなくなって大変(涙)
背中と腰でお世話になってる整骨院で相談したら、治療できるとのこと。
一度治療受けたらだいぶ調子良くなりました。


さて、週末のこと。夫と一緒に東京国際映画祭に出かけてきました。
(その前に浅草で4時間ほど寄席のようなものを楽しんでいました。)


見た作品は、夫が見つけておいてくれた「重慶ブルース」。
ありがたい限りです。中国映画は日本で公開される確率が高くないんです!


そして、監督は、名前がカタカナ表記されていた時にはなかなか
気づかなかったのだけれど、王小師監督でした。
留学時代、映画の授業で「二弟」という彼の作品を見ました。


実は歴史の勉強などが苦手な私。王小師って確かうーん…って感じでしたが、
映画の始まり方、音楽の使い方で、「あ、『二弟』の監督だ」と思い、
ラストシーンで確信を持ちました。そしてそれはビンゴ。
良く言えば鉄板、悪く言えばマンネリなのかもしれませんが、それは
ただのテクニックの話であって、映画全体はやはりとても良かった。
主人公の演技が光っていました。これは「二弟」も同じ。


まあ、不満があるとすれば邦題ですかねえ…。
これは監督に罪はないという意見もあるかもしれないけれど、
意味くらいは聞いてるはずだからねえ…。
ちなみに原題は「日照重慶」で、日照も重慶も地名。
でも分かりにくいから何か考えないと!というのはとても分かるけれど、
「ブルース」はないんじゃないか、と思いました。


でも、もし将来公開されることがあったとしたら、タイトル変わるかも
しれないし!
中国で北海道ブームを生んだお化け映画「非誠勿擾」も
はじめは「誠実なおつき合いができる方のみ」だったのが
「狙った恋の落とし方。」に変わったし!


ちなみに「二弟」は日本では公開されず、英語名のみしかありません。
その名も「The Drifters」
ドリフターズ。。。
いや、密航がテーマの映画だから、って自分に言い聞かせてもやはり…。
頭に浮かぶのは「ド、ド、ドリフの大爆笑〜♪」っていうあのメロディー…。