映画やドラマ
去年、上海に来た次の日に携帯を買いに行きました。
中国の携帯はプリペイド式。
端末と一緒にSIMカード、つまり番号も一緒に買う必要があるのですが、
私が買ったのはChina Mobileの「神州行」というもの。
パッケージの写真はこんな感じ。
「誰このハゲのおっさん?」というのがその時の正直な感想でした。
というのも、上海に来るまで中国の俳優やら歌手やらはほとんど知らなくて。。。
いや今もあまり詳しくないのですが。
この人は葛優という中国の有名な喜劇俳優。
昔「活着」という映画でカンヌの主演男優賞を取ったこともあります。
最近、彼も出ている「桃花運」という映画を見ました。
→「桃花運」公式サイト
結婚相手探しに一生懸命の若い女子や、離婚経験のある女性達と、
色男(?)達が織り成すラブコメディ。
ラストの詰めが甘い感じですが、途中はなかなか面白かったです。
口語表現が豊富で、とても勉強にもなるしね。
愛を語り出すと成語が増えるのよね。。。
私は葛優がヅラ被ってるのがおかしくておかしくて、慣れるまで笑いが止まりませんでした。
あと、Love Actuallyのパクリ(オマージュというほどかっこよくはない)があります。
ヒュー・グラントが首相官邸で踊りまくるあのシーンね。
そうそう、もうひとつ。
中国人は衣装を取っ替え引っ替えして結婚写真を撮るのが大好きですが、最近の流行衣装に
「人民服におさげ」があると聞いていたのですが、それをやってるのを見れて満足。
で、葛優が出ている映画で、日本、特に北海道の観光に影響を与えたのが「非誠勿擾」。
→非誠勿擾(wiki)
北海道でロケをしていて、その美しい風景を見た中国人観光客が大挙して押し掛けているのです。
ここにもあるように、釧路空港へのチャーター便が増加したくらい。
私も上海に来たばかりの頃に、中国人から「日本から来たの?北海道?」って良く聞かれたり、
「私いつか北海道に行きたいんだよねえ」って言われたりするので、なんでだろうなあ?と
思っていたんですが、この映画の影響だったというわけです。
実際私の友達は、国慶節休みを利用して北海道に旅行に行っていました。
長崎でもロケばしてもらわんば。。。
映画『非誠勿擾』のブームで北海道が中国人観光客から注目(北京週報)
個人的な見所としては、宮崎あおいも負けるスー・チーの魚顔(好きなんだよなあ)と、
日本語がしゃべれる中国人の友人役の人が、北野誠に似ているところの2つです。
次は、旅行中に友人から薦められたディズニー配給の「熊猫回家路」。
→「心温まるパンダ映画〜熊猫回家路〜」
”動物+子ども”というどう考えても「ずるい」映画であります!
パンダと子役の原島大地くんが殺人的にかわいかった〜。
日中のハーフという彼のかわいらしい演技、声、中国語にやられました。
あと、これは映画ではなくてドラマだけれど、「当狗爱上猫(犬が猫を好きになった時)」。
旅行中に深圳衛視で放映されていたのを見てはまった香港ドラマです。
全20話くらいを10日くらいかけて見ました。
犬と猫にもたまに台詞があって、それがなかなかかわいかった。
ドラマ全体としては、仕事、家庭、恋愛、病気など、ありとあらゆる要素が盛り込まれており、
「そりゃないやろ!」という設定や展開(特にラスト近く)も多くあったのですが、
それも含めて楽しめる方にはオススメのドラマです。
言っとくけど、映画見るのもドラマ見るのも勉強の内なんだからね!