私に「好き」と言わせたい上海

また時期が空いてしまいました。
元気に上海生活を送っていますよー。


まあでも何といっても、楽しく快適な日本での生活の後です。
上海のおばちゃんの声を聞くだけでめげるんじゃないかと思ってましたが、
そんな私の気持ちを知ってのことか!
上海でミラクルが起きまくりでした。


帰って来た時、浦東空港からは「久しぶりに乗りたい」と思って空港バスに。
まず、汚かったバスが新しい快適な車両になっていることにびっくり!
まるで北京みたい!もちろん五輪以降の!
ほんときれいだったな。。。


荷物は絶対にバスの腹に入れろと言われてちょっとひるんだんですが、
車掌のおばちゃんが同乗してそのたびにチェックするみたいなので安心。
で、私が最終の停留所で荷物を下ろそうとすると、私の荷物は腹の奥底。
もぐり込んで荷物を引き出している時に、頭をゴンと打ってしまいました。


私は元々痛みに鈍い方なので(特に頭)、「あ、打った」くらいだったのですが、
荷物を引き出してきた時に、「さわさわ」とした触感が頭に。
見ると、車掌のおばちゃんが頭を撫でてくれていました。大丈夫?って。
大丈夫だよ!
でも2つめの荷物を取り出すのは手伝ってくれなかったのは何故!


マンションに帰ったら、エレベータで一緒になったフロントのお姉さんが
「帰ってきたばかり?(笑顔)」
「うん、そうだよ(笑顔)」


次は、上海に戻ってきて初めて行ったヨガスタジオにて。
地下鉄の駅からてくてく歩いて、スタジオが入っているビルが見えるようになると、
まだまだ遠くなのに、ビルから手を振ってくれる人がいました。
そのビルの保安(ガードマン)のおっちゃんです。


「すっごい久しぶりだなあ」
「うん、帰国してたのー」
(省略)


で、帰りにも奇跡的に出会ってしまった私たち。


「ところでお前どこ住んでんだー?」
「虹口あたりだよー」
「へ?あんなとこ?へんぴー」
「大学の近くだからしょうがないよね」
「え?先生やってんのか?」
「(この年だからそう見えるよね。。)学生だよ!」
「おう、そうか。で、旦那は?」
「日本だよー」
「そうかそうか。がんばれよ」


私、これまでこの人と「こんにちは」以上の長い話をしたことがないんです。
だからすごく嬉しかったです。
毎回「こんちはー」ってあいさつをしてただけなのに、外国人なのに、
私のことを覚えてくれてたんだなーって。


その後、良く行くカジュアルなベトナムカフェへ。
このカフェが入っている駅ビル周辺は入れ替わりが超激しい。
そこでずーっと生き残っているお店。
上海は元々激しいけど、ここは特に特に激しいのです。
※天丼てんやの初出店のお店(何度か行ったけど)、麺専門店、
 ヨーロッパ系のサンドウィッチハウスなどなどなど、相当潰れてル。


ただ、今回そのビルにセブンイレブンが出店していることが判明!
私が心から愛するコンビニセブン!
北京にはあるけど上海にはないセブン!
この状況が昔の日本におけるセブンとローソンのようで切なかったのですが
またそれも変わっていくのでしょうね。
※昔、九州にはセブンなかったんです。ダイエー王国だからローソンだらけ。
 あとローカル会社がフランチャイズするファミマ。
 関東にローソンが増えたのはサンチェーンと合併したからっていうのは
 岡崎京子の「pink」を読み返すたびに思い出す。


で、そのベトナムカフェへふらーっと入ろうとすると老板(店長)が
「いらっしゃいませ!今日は初めてですか?」
あなたの顔は何度も見たことあるんだけどなーと思っていると、
若くて可愛い顔見知りの店員さん(マジでかわいい)が
「何言ってるんですか!この人いつも来てくれてますよ!」
と席へ案内してくれました。
「すごく長く来なかったけど、韓国に帰ってたの?」
ううん、日本だよ。いい加減覚えてね。


そして良く会うもう1人のかわいい男の子がオーダーを取りに。
「いつものやつにしますか?それとも別の?」
「いつものでお願いします。イエローカレーフォー」


あのね、これほんとにおいしいんですよ。
日本では食べられない味。もしかしたらベトナムにもなかったりして。。。
ほんとにおいしいの。


お会計をお願いしたら、老板が「老朋友(古い友達)なんだから名前教えてよ」と。
てめこのやろさっきまで一見と思ってただろうがー!と思いながらも
さっきのかわいい子が一緒だったので教えてきました。


上海め。
上海生活の再開に少しばかりの不安を覚えた私に気づいたのでしょうか?
刺客を送ってきたのでしょうか?


だとしたら、成功です。
これからも好きです。上海のこと。