理由
ここ数年、小説にあまり手が伸びなくなっています。
特に上海へ来てからはその傾向が顕著。
本屋がないことももちろん関係しているけれど、それだけじゃないなあ。
説明が難しいのですが、映画もあまり見たいと思わなくなっていることから、
他にいろいろインプットしたいことや刺激を受けることが多すぎて、
脳が敢えてそっち方面にはストップをかけている感じ。
でもなんだか最近はちょっと読みたいなあと思うこともあり、
たまたま長めにヒマな時間がありそうだったので、意識していたら、
キャンパス内の本屋の一角で古本を見つけたので購入。
状態はあんまり良くなかったけれど、6元(90円)だったのでまあいいです。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/06/29
- メディア: 文庫
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結構前に直木賞取ったやつ??くらいの前情報のみで読み始めました。
ぐいぐいぐい、とか、もう止まらん!っていう程ではなかったけれど、
まあ面白かったです。人物設定や描写がすごく丁寧でした。
ノンフィクション仕立てっていうのも面白かったです。
で、この本の中に占有屋が出てくるんですけれど、法律上の知識でしかなかった
裁判所がやる「競売」について、すごく昔、他の小説を読んでいて
「あーこういう感じなんだあ」と感心した経験があります。
- 作者: 篠田節子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/01
- メディア: 単行本
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当時の若い私は面白く読んだ覚えがあります。
小説じゃないけれど、「生きてる感じ」がする競売話に触れたのがこの本。
- 作者: 中坊公平
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2001/06
- メディア: 文庫
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書かれていて、回収に関するエピソードを読んだ覚えがあります。
以下2册はもちろん今手元にないのでかなりうろ覚えなのですが、
法律用語の「競売」という言葉に色を付けてくれたのは確かです。
懐かしくなったのでメモってみました。
帰国したら村上春樹の新刊は必ず読もう。