洛陽→西安

この日は移動日。
朝から駅まで乗ったタクシーの運ちゃんとおしゃべり。
「中国は好きか?」
「うん、面白いから好きだよ」
「じゃあ中国の男と結婚しな。こっちで相手探しな」
「でも私30過ぎてるよ。厳しいでしょ?(中国女子の平均初婚年齢は25前後。大都市除く)」
「30過ぎてんのか?そりゃ老女人だな」


あー、言葉通りとっちゃいけないって分かってても、やっぱりなんか腹立つな。。。


チベット行った時に、青蔵鉄道で中国人のおっちゃんが金髪の兄ちゃんに向かって
「老外(外国人の意味)」と言ったら、その兄ちゃんは中国語が少し分かったらしく、
「我的名字不是『老外』!(オレの名前は『老外』じゃねー)」と怒り出し、
あわや殴り合いになりそうなのを周りのおばちゃんが諌めたという出来事について
中国人に話したところ、「その外国人は『老外』の意味をちゃんと理解していない。
『老』には尊敬の意味も含まれている」と説明をしてくれたがやっぱり慣れない「老」


ま、それはともかく列車です。
洛陽駅への到着が30分以上遅れ、西安にも2時間近く延着するというぐだぐだ運行ぶりでした。
(どうやらこの路線はいつもこんな感じらしい。)
硬座は席がない人も含めてものすごい混雑だったようですが、軟座はいたって快適。
とはいえ、空席はほとんどない状態でした。





4人掛けのボックス席で、中国人のおっちゃん2人と一緒になりました。
最初はお互い全く口も利かなかったのですが、お昼が近づくと、1人のおっちゃんが
いきなりゆで卵やパンを「食え」と分けてくれたのをきっかけに(おいしかった)、
その後は数時間3人でおしゃべりをしていました。
もう1人のおっちゃんもお菓子、みかん、バナナ、りんご(しかもむいてくれた)をくれて、
車中では常にお腹いっぱいの状態でした。


おっちゃんが新聞を開いて「このニュース知ってるか?」と見せてきたのが
例の酔っぱらい会見の写真だった。
前の日にネットでニュース見といて良かった。
じゃないと全く意味が分からなかったと思う。。。


仕事や勉強のこと、中国や日本のことをつたない中国語で話していると、おっちゃんが
「お前は勉強もやってるんだろうけど、人との交流が好きみたいだな。それは良いことだ」
と言ってきました。確かに、使わない言語の勉強なんて、意味ないもんね、おっちゃん。


1人は西安人だったので、観光プランを一緒に考えてもらったり、バス路線について
レクチャーしてもらったりして、本当に助かりました。
おかげで西安では一度もタクシーに乗らず、全てバスで移動できました。


西安中心市街は今でもぐるっと城壁で囲まれていて、車も門をくぐって行き来します。
駅も壁のすぐ側に位置していたのですが、ものすごい人!

市の中心に鐘楼や鼓楼があり、その近くのホテルに連泊しました。


夕食は西安名物「羊肉泡馍」。ちぎったパンの上に春雨スープをかけたもの。

エレベーターの横に兵馬俑。いらっしゃいま〜せ〜。