洛陽へ

※今回はリアル日付で書くことにします。でも、更新はのんびり。。


洛陽は数年前に空港ができるまではとても行きにくいところだったみたいですが、
今は上海から2時間で行けます。本数は1日1本だけど。
空港は小値賀空港レベルの大きさですが、現在絶賛大拡張工事中。
おいおい、大丈夫か?今のままでいいんでは。。。


空港バスで洛陽駅まで行って、まずは明日の切符確保。
春節過ぎたから楽勝かな♪と思っていたらとんでもない!すっごい列できてる。。。
電光掲示板を見ても、西安行きも硬座は売り切れていて无座(席がない切符)しかない。
たぶん軟座だったらまだあるはず(ちょっと高いから)、と慌てて並びました。
後で聞いたら、西安に行く人は年中多い上に、今は学生が学校に戻るラッシュなんですって。
西安は昔から教育レベルが高いことで有名で、大学もたくさんあるので、学生がすごく多い。


で、並んで並んで「That's 中国のおばちゃん」みたいな人に、「明日の午後の西安行き」を
頼んだら、ほいほいほい〜ってあっという間に切符を発行してくれました。
確認したら軟座になっていて、それはいいんだけど、朝9時半の切符じゃんこれ!
明日の午前中は洛陽でゆっくりしたいのに。。。
丁寧に「私の発音が悪かったでしょうか?午前じゃなくて午後がいいんですけど」と言うと、
さっきまで1%くらいは笑ってたおばちゃんの顔が-30%くらいに変化して、
「午後は全部売り切れだよ!それがイヤなら退票(払い戻し)しな!」と怒鳴られました。


「なぜその説明が先にできない?」
と思いながらも、ぐっと切符を握りしめて「那,好…(ならいいです…)」と引き下がる私。
バスもあるのは知ってたけど、だって、だって、汽車ぽっぽに乗りたいんだもん!
切符は87元。


で、荷物がちょっと重かったのと、ホテルがちょっと遠かったので、タクりました。
乗車直前、おじさんが3人横を通って、良く見ると真ん中の人は後手に手錠をかけられている!
タクシーの運転手の兄ちゃんと思わず顔を見合わせて、「何したんだろうね…」。


ホテルに荷物置いてから、早速バスで龍門石窟へ。
洛陽も西安も路線バスがものすごく分かりやすくて使いやすかった。
地下鉄がないせいもあるのかしら(西安は現在作っているけれど)。
値段も1元が主流で、ちょっと遠くても1.5元とか。


龍門は目が飛び出るくらい入場料が高かった!120元!
実は学生時代、スペインで「入場料がアホみたいに高い」という理由で、
ある世界遺産を見なかったことを今でも後悔している私は迷わず入場。


龍門はとてもとても良かった。
人も少なく、ゆっくり見ることができたし、何より静かで良かった。
学校で「文字だけで習った」世界史が、どんどん立体的になる感覚を味わいました。
人も少なくてゆっくり見学することができたし、言うことなしです。
多くの仏像が顔なし(過去、売り捌くために削られた)なのは寂しいけど、迫力満点。










2時くらいにお昼ご飯。米線という麺です。

椎茸と鶏のあんかけが載ったもので、3.5元。
麺大好きな私は、今回麺をたくさん食べることを心に誓っていました。
見た目はそんなに良くないけれど、とってもおいしかった!


で、洛陽の見どころというと後は、白馬寺関羽の墓、足を伸ばして少林寺
言ったところなのですが、前評判の低さと自分の趣味からそれらは却下。
こういうことができるのが、一人旅の良いところですね。
ひたすらバスに乗ったり、街歩きをしたりしていました。
ちょっと田舎っぽくて楽しい〜。


夕方、洛陽博物館へ。
「まだ開いてますか?」とおじさんに聞くと「急いで見てこい」と言われました。
なんと、入場料タダにしてくれました。ラッキ〜♪
ここは地味な市立博物館ですが、唐三彩コーナーが充実していてなかなか良かったです。