Chinese style!

毎日いろんな刺激が目から耳から入ってきて、
若干脳みそがパンパンしている気がします。
でも、その割にはあまり記憶に残らずがっかりしてばかり。
やっぱり年とったなあ、ってこんな時に思いますね。


昨日は居留許可の手続きの日でした。
日本でとったビザの有効期間は2ヶ月なので、延長の手続きが必要なのです。
通常はこちらから公安に出向かないといけないようですが、何せ学生が
大量にいるので、この時期はいつも公安が来てくれるみたいです。
で、予想通りたっぷり時間がかかりました。
番号札をもらうまでに並んで、番号札をもらってまた並んで。
結局1時間半くらいかかったかな。。。


私の前に並んでいたブラジル人の女の子が、まだ全く中国語ができないらしく、
係員が番号を中国語で読み上げるのを聞いて軽くパニックを起こしていました。
私は一応数字は分かるので(でも数字くらい勉強してから来ようよ…)、
近くにいたスペイン人の女の子と一緒に「大丈夫、順番が来たら教えるから」と
なだめていたら、ドイツ人のルームメイトも「あらここにいたの」と合流。
で、「なんで毎回こんなに待たされるのかしら」という話をきっかけに、それぞれが
「私が経験した最悪なチャイニーズスタイル」についてわーわー話し始めました。
収拾のつかない「踊るさんま御殿」みたいでなかなか楽しかったです。
おかげでブラジル女子も元気になったみたいだし。


ただ、公安の担当官が全く英語できなかったのがさらに追い打ちをかけたのか、
会場を出た後も彼女たちは
「そもそも大学の事務室にスペイン語できるやつ置けー!」「ドイツ語も!」
ポルトガル語もだー!」とぶつぶつ文句を言っていました。
日本語ができる人はいるので、この時はオトナの微笑で乗り切った私。
あなた達みんな英語上手だからいいじゃないのよ、と心でつぶやいたのは秘密です。
(事務室には英語できる人がもちろんいます。)


言葉が通じなかったり、自分が常識だと思うことが常識ではない国で生活するのって、
特に最初はものすごく不安だし、不愉快な思いをすることも多々あります。
でも、何でも自分の思い通りにスムーズに進む生活って、何となく物足りなくなったり、
不自由を乗り越えて自分の力で上手くやれた時の喜びはものすごく大きかったりします。
苦労があるからこそ、普段の平凡な幸せにも気づくことができるんじゃないかしら。
なんて思えるのは、私が経験した「チャイニーズスタイル」がまだまだ甘いからかな:-)
ただ、日本と違って、待ちの姿勢だと何も始まらないのは確か。
ちゃんと要求をする必要はあります。


自分の常識を押し付けず、肩の力を抜いて。
明日からも「しなやかに、したたかに」生活しよう。
そう思います。


※ちなみに。。。
昨日ISDN(泣)の設定を頼んだら「今日13時〜17時まで部屋にいて」と言われました。
16時まで待っても音沙汰がないので、フロントに「どうなってんの?」と聞くと、
「あと30分待って」と言われましたが、30分待っても人が来ないので再確認すると、
「あと20分」と言われ、20分後にようやく業者が来ました。
あれ絶対当初のオーダー忘れだな。
いやしかし、あんなに来ないと笑えてきちゃうな。
フランスとかもこんな感じかな?