街歩き食べ歩き

今日は昼前からルームメイトが出かけたので、
(一緒に街に行こうと誘ってくれたけど断って残った)
その間に音読の練習などをしました。
彼女の邪魔になるので、普段なかなか音読ができないのです。
自習室でも声を出すわけにはいかないし。


一通り勉強が終わって、15時くらいから散歩に出かけました。
魯迅公園を通り抜け、スタバに行ってのんびりしようかと思ったのですが、
今にも雨が降り出しそうな天気のためか、スタバも満席でした。
まあせっかくなので街歩き。歩くのは大好きです。


歩いている内に雨がパラつき始めましたが、これくらいの方が
かえって人が少なくていいかも、なんて思いながら、かつて魯迅など
多くの文化人が住んでいたという「多倫路文化名人街」をぷらぷら。
古い建物は結構そのまま残っているけれど、道が少しきれいすぎるかな??
昨日中国人の学生さんと一緒に魯迅記念館に行って勉強していたので、
いろいろ想像しながら歩くことができました。


ガイドブックによると、蘇州河以北に広がるこのエリアがかつての日本租界地。
当時10万人もの日本人が住んでいたそうですが、特にこの通りには、魯迅のほか、
内山書店の内山完造、小説家の吉行エイスケ吉行あぐりさんの旦那さんですね)、
朝日新聞社上海支局の特派記者だった尾崎秀実など、多くの文化人が住んでいたそう。
そうそう、内山書店を模した本屋が魯迅記念館内にあったので、「阿Q正伝」を買いました。



洗濯物干してる。

しゃぼん玉遊びしてる。

時間が止まってる。


茶館に入ろうかとも思ったけれど、お腹も減っていたので(そういや昼食べてない)、
前から行きたかった「飞龙生煎」というお店を探すことに。
探してる間に割とまともなパン屋さんを3軒見つけました。これは収穫です。


無事にお店へ到着。
先にお金を払ってレシートを持って並ぶスタイル(これが良く分からなかった…)。

飞龙生煎 5元(80円)
看板メニュー。小龍包のもうちょっと皮の厚いようなのを焼いたもの。
外の焦げ目はカリッとしてて、でも中には火傷しそうな熱々の肉汁がたっぷり!
胡麻が効いててこれは激うま!ペロリンちょでした。



蟹粉酸辣汤 10元(160円)
「汤」は「湯」でスープの意味。すなわち蟹のすっぱ辛いスープです。
これがなかなか来なかったので、「まだ来てないんだけど」ってお姉さんに言ったら
「今作ってる!」と怒鳴られた。。。


大きさが良く伝わらないかもしれないけれど、これ、はっきり言って丼ぶりです。
蟹(少しだけど)、ハム2種、豆腐、キクラゲ(でかい)、舞茸、しめじ、生海苔、
豆腐、ミニトマト、トッピングとして錦糸卵みたいなの、香菜。とにかく具沢山。


栄養もありそうだし、体が暖まって汗が出てきました。
元々酸辣汤は大好きなので、またぜひ来ようと思います。
ただし、時間を外して行ったにも関わらず(16時半くらいかな)、客多し。
うーん、ご飯時はどんな感じになるんだろうか。戦争だろうな。
ちなみに観光客らしき人はいなかったです。


10年前だったら1人でこんなところに入れなかっただろうなあ。
でも今は、恥じらいよりも食欲が前に出るなあ。
中国云々の前に、10年近い社会人生活で度胸がついた(?)こと、
そして、アジアのB級グルメは最強だということを思い知りました。



帰り道、おっちゃんが公園の蓮の葉っぱをむしって傘にしていました。
トトロかよ!